匠の技で作られたカーボングラファイト鍋

カーボングラファイトは、カーボン(炭素)を膨大な圧力と3000℃にものぼる焼成を繰り返し、約100 日をかけて造り上げた、純度99.9%を誇る炭素体です。これを削り出して作った鍋が今回紹介している製品です。製造元のアナオリカーボンは、もともと大阪で工業用カーボングラファイトを作り続けてきた会社です。その加工技術を使って炊飯釜を作ったところ、とてもおいしく炊けることがわかりました。それに目を付けたのが三菱電機で、炭釜を内釜にした炊飯器を作りました。しかしこの炭釜は、製造にたいへんな手間がかかるもので、価格も10万円を超えるものでした。ところがそれがヒットして、のちに高級炊飯器ブームが起きたわけです。

前置きが長くなりましたが、このカーボングラファイトでできた鍋は、まず炊飯がおいしくできます。感覚的には土鍋とストウブなどの鋳物ホーロー鍋の中間という感じです。さらに煮物、焼き物、炒め物など多用途に使うことができます。高い鍋ですが、ストウブやル・クルーゼと同じような感覚で使え、かつ鋳物ホーロー鍋よりも軽いというメリットもあります。

匠の技で作られたカーボングラファイト鍋 男の調理道具:アナオリカーボンポットVOL